ツアーのポイント

ポイント全行程 専門家同行

全行程を通して、永久凍土や山岳地形を研究する自然地理学者である松岡憲知さんにご同行いただきます。地形をテーマとした、初心者の方にも分かりやすい解説で、新たな発見をお楽しみいただけます。

ポイント凹み地形に注目!

凹み地形とは、周囲より相対的に低くなった地形で、火山活動や侵食など多様な作用で形成されます。本ツアーでは磐梯山の山体崩壊地形や塔のへつりなどを訪れ、各地の「凹み」という共通点から、地形の成り立ちを読み解きます。

ポイント多様な地形を楽しめるエリア 福島県南部から栃木県北部

太平洋岸の堆積岩、磐梯山の噴火が生んだ湖沼群、奥日光の火山高原など、この地域には多様な地形が広がります。火山・侵食・堆積が織りなす、変化に富んだ大地の景観を楽しめる魅力あふれるエリアのジオツアーです。

ポイント全泊温泉ホテルに宿泊

裏磐梯レイクリゾートには2連泊、栃木を代表する鬼怒川と奥日光と2大温泉地に宿泊します。地形観察の後は、火山の恵みの温泉でゆっくりとお過ごしください。

PROFILE 同行ガイド 松岡憲知さん

松岡憲知(まつおか のりかず)

筑波大学名誉教授、茨城大学特任教授。専門は地球環境科学、自然地理学(とくに永久凍土や山岳地形、岩石海岸地形を対象)。国内では日本アルプスや全国の岩石海岸、海外では欧州アルプス、北極(スバルバール諸島)、南極、チベットで野外観測を中心とした研究を行う。国際永久凍土学会の周氷河環境研究グループ代表を務め、地球規模で野外観測網を展開する活動を主導。現役のマラソン/トレイルランナーとしても活動し、「マラソンやトレランを地形で攻略する」といった独自の視点で地形の学校(日本地形学連合主催)の講師を務めたり、記事を執筆している。著書に「地球環境学」「山岳科学」(いずれも古今書院刊・編著)がある。

COLUMN  凹み地形の謎に迫る

凹み地形とは、周囲より相対的に低くなった地形のことを言います。地形変化の基本とも言われ、その要因は、地殻変動、火山活動、侵食、溶食、陥没など様々です。プレートの動きによって引き起こされた沈降盆地、火山活動で陥没したカルデラや火口などの火山性凹地、河川・氷河の侵食により生じたV字谷、U字谷、石灰岩の溶解で生じる鍾乳洞などが代表例です。ツアーでは、1888年の磐梯山の噴火で生じた山体崩壊により形成された大規模な陥没と堰止湖群や、河川侵食と風化作用により岩体が削られて生じた凹凸地形である塔のへつりをはじめ、様々な地形を訪れます。「凹む」という共通点をもとに、専門家による解説をいただくのは、初の試みです。新たな視点からの発見をお楽しみください。

塔のような岩柱が並ぶ塔のへつり
あぶくま洞
龍王峡のV字谷
エメラルドグリーンの湖沼群(裏磐梯)

COLUMN  いわきから宇都宮へ 地形が語る地域の成り立ち

ツアーの出発地である福島県のいわき周辺は、太平洋側に開けた低地と丘陵が広がり、背後には阿武隈山地が控えています。阿武隈山地は古い花崗岩体が隆起・侵食されてできたなだらかな山地で、長い地質時間の中で削られ、現在の穏やかな地形になりました。いわき沿岸では、こうした山地から運ばれた砂や泥が海や沿岸の環境で堆積してできた砂岩・泥岩などの堆積岩も広く分布し、海食崖や海岸の露頭として観察することができます。一方、会津と中通りの境にそびえる磐梯山は比較的新しい火山で、1888年の磐梯山噴火によって山体が崩壊し、裏磐梯の湖沼群が形成されました。南西に位置する奥日光は、男体山などの火山活動によってできた高原地形で、溶岩や火砕流堆積物が湖沼や湿原を生み出しています。さらに南の宇都宮周辺は、鬼怒川や田川の沖積作用によって広がった関東平野北縁の台地・低地からなり、火山地域と平野の境界に位置する地形的特徴を示しています。これらの地域は、古い山地の侵食、火山活動、河川の堆積作用が組み合わさることで、現在の多様な景観を形づくっています。

海食地形が見られる波立海岸
河川侵食によるアンダーカット

出発日と料金

2026年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
10月03日(土) ~
10月07日(水)
5日間 228,000円
発着地 現地発着
(いわき駅集合/宇都宮駅解散)
最少催行人員 8名(12名様限定) 添乗員同行
一人部屋追加代金 30,000円
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。
    [東京からの参考アクセス]
    ■往路: ひたち3号 上野/いわき 08:00/10:23
    ■復路:東北新幹線 やまびこ150号 宇都宮/東京 18:00/18:48

    [大阪からの参考アクセス]
    ■往路:前泊が必要です。
        ひたち3号 上野/いわき 08:00/10:23
    ■復路:東北新幹線 やまびこ150号 宇都宮/東京 18:00/18:48
        東海道新幹線 のぞみ283号 東京/新大阪 19:00/21:29

ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール
1 いわき駅
田村市
郡山市
北塩原村

10:30発

 


19:30着

10:30、いわき駅集合。専用車にて、波立海岸へ。海食地形や露出する地層を観察します。その後、浄土松公園にて、風化・侵食によって形成された奇岩群を観察します。途中、あぶくま洞にて鍾乳洞の発達過程と石灰岩地形を見学します。その後、北塩原村へ。

北塩原村:裏磐梯レイクリゾート泊|食事:朝× 昼× 夜○
2 北塩原村
(裏磐梯)

 

専用車にて、磐梯山噴火記念館へ。1888年に噴火した磐梯山の概要と火山の仕組み、歴史、周辺の自然について、理解を深めます。その後、五色沼自然探勝路へ。歩きながら、噴火に伴う山体崩壊地形を観察します(約3時間)。午後、銅沼へのハイキング(往復約3時間30分〜4時間)。噴火によって形成された荒々しい火山地形や堆積物を観察します。

北塩原村:裏磐梯レイクリゾート泊|食事:朝○ 昼× 夜○
3 北塩原村
下郷町
鬼怒川温泉

08:30発

19:00着

朝、専用車にて、河川侵食によって形成された柱状の岩壁と独特の景観を持つ塔のへつりへ。また中山風穴では、地形と冷気循環が生み出す特異な自然環境について学びます。その後、観音沼にて湖沼景観を楽しみながら、凹凸地形の成因を紐解き、鬼怒川温泉へ。

鬼怒川温泉:ハーヴェスト鬼怒川温泉泊
食事:朝○ 昼× 夜○
4 鬼怒川温泉
日光市
奥日光湯元温泉

09:00発

18:00着

朝、鬼怒川流域を散策。鬼怒川に長い年月をかけて侵食された龍王峡、また楯岩展望台から、鬼怒川流域の地形的特徴を俯瞰します。その後、男体山から噴出した溶岩によってできた奇勝・憾満ヶ淵へ。午後は、男体山の噴火が大きく関連する奥日光へ。噴火で流れ出た溶岩が川をせき止め、中禅寺湖の形成とともに生まれた華厳の滝を訪れます。その後、堰止湖が火山砕屑物等の堆積によって湿原化した戦場ヶ原へ。湿原景観を歩きながら、凹みとは逆の堆積作用を体感します(約2時間30分)。

奥日光湯元温泉:亀の井ホテル奥日光泊
食事:朝○ 昼× 夜○
5 奥日光湯元温泉
宇都宮市
宇都宮駅

07:30発

17:30着

専用車にて、日光白根山へ。弥陀ヶ池周辺を中心に、火山地形や火口湖の形成過程を観察します(往復約3時間30分)。その後、大谷採石場にて、宇都宮一帯で採れる大谷石の地質的特徴と採掘の歴史を学びます。17:00頃、宇都宮駅にて解散。

食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝4/昼0/夜4
  • 利用予定運輸事業者: はぎわら観光

ご案内とご注意

気候・服装 10月上旬のいわき、奥日光、宇都宮周辺の気温は、日中で20℃前後、朝晩は10℃前後となります。特に奥日光のような標高の高い地域では、天候が崩れたり風が吹いたりすると体感温度がさらに下がることがあります。日中は長袖シャツと上着で過ごせますが、朝晩や標高の高い場所では冷え込むこともあるため、脱ぎ着しやすい厚手の上着や薄手のセーターなどの防寒着をお持ちください。また、この時期は雨が降ることもありますので、上下セパレート式の雨合羽もご用意いただくと安心です。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。
客室の種類

和室・洋室・和洋室(シングル、ダブル、ツイン)、バス・トイレ付

ツアーについて 日程表に所要時間を記載の観光地では、歩いて観察します。整備された散策路や登山道となりますが、比較的健脚向きのツアーとなりますので、予めご了承ください。
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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