カリブの真珠 キューバ大横断【前編】
- キューバ
2025.09.19 update
カリブ海に浮かぶキューバは鮮やかな街並みと革命の歴史が息づく国。2015年に54年ぶりにアメリカとの外交関係が再開され、関係改善に向けた動きが続いています。今回はキューバの魅力をたっぷり詰め込んだ旅の様子をお伝えします。
Day1、Day2 東京→メキシコシティ→ハバナ
メキシコシティ経由でキューバのハバナへ。まだ暑い日差しの残る昼下がりにハバナに到着しました。
Day3 ハバナ
終日ハバナの市内観光。まずはハバナ市立博物館を見学、その後徒歩でビエハ広場、ラム酒蒸留博物館を訪問しました。サトウキビからラム酒が造られていく様子が見学でき、試飲も楽しみました。
昼食は、ヘミングウェイが通い詰めていたという名店「フロリディータ」にて。ヘミングウェイが大好きだったというダイキリをいただきました。糖尿病を患っていたヘミングウェイは、ダイキリを砂糖抜きにし、ラム酒を通常の2倍入れたものを飲んでいたそうです。

「フロリディータ」のカウンターにはヘミングウェイの銅像が

「フロリディータ」のダイキリ
続いてモロ要塞へ。モロ要塞は、ハバナ防衛のために築かれたフエルサ要塞、カバーニャ要塞、プンタ要塞とともに世界遺産の構成資産の一つとなっています。

モロ要塞
その後、カテドラル広場で少々フリータイムを過ごし、クラシックカー乗車体験へ!オープンカーに乗って出発進行!約1時間の周遊ドライブを楽しみました。

オープンカーに乗って出発進行!
途中、革命広場に立ち寄りました。この広場でメーデーなどの集会が開かれるそうで、多いときには数十万人が集まるそうです。広場の周囲には政府の建物が建っています。内務省の壁には、キューバ革命の中心人物の一人、チェ・ゲバラの肖像、情報通信省の壁には、同じく革命の中心人物だったカミーロ・シンフエゴスが描かれていました。

革命広場 内務省ビル チェ・ゲバラの肖像
Day4 ハバナ→シエンフエゴス→トリ二ダ
キューバの中部にある世界遺産の街シエンフエゴスへ。「百の火」という意味を持つシエンフエゴスは、別名「南の真珠」とも呼ばれ、美しい海と街並みが自慢の街です。もともとはスペインの植民地でしたが、フランス系の移民により街がつくられたそうで、独特な文化が発展していきました。

シエンフエゴスの街並み
昼食後、一路、トリニダへ。サトウキビ農園主の邸宅を改装したカンテーロ博物館やサンティシマ教会の外観を見学後、自由時間を設け露店をのぞいたり、散策したりと思い思いにお過ごしいただきました。

トリニダの街角にて
Day5 トリニダ→サンクティ・スピリトゥス→カマグエイ
朝ホテルを出発しマナカイスナガへ。「マナカ」と「スナガ」という、富豪の2家族の苗字が名前になっているこの塔は、かつて奴隷の見張り塔でした。

マナカイスナガの塔からの眺め

「トラピチェ」と呼ばれるサトウキビの絞り器が展示されていました
その後、サンクティ・スピリトゥスへ。ヤヤボ川にかかる有名なヤヤボ橋、青と白の縞模様が印象的なマヨール教会(バロキアル・マヨール・デル・サンクティ・スピリティス教会)も見学しました。

青と白の縞模様が印象的なマヨール教会
その後、カマグエイへ。ここからビジタクシーと呼ばれる2人乗りの人力車で、カマグエイの4つの広場(エルカルメン教会広場、Teatro Principal前、メルセデス教会広場、イグナシオ・グラモンテ広場)を巡りました。

ビジタクシーに乗ってカマグエイの街を散策
Day6 カマグエイ→バヤモ→サンティアゴ・デ・クーバ
朝ホテルを出発、バヤモへ向かいます。バヤモはキューバ建国の父ともいわれるセスペデスの生まれ故郷です。セスペデスの生家を見学しました。
その後、コブレの聖母教会へ。この教会は、ヘミングウェイの「老人と海」にも登場する教会です。キリスト教徒でない方にとっても大切な教会で、何かお願いごとがあるとここへ来てお祈りし、そして願いが叶うとお礼参りに来るのだそうです。ヘミングウェイもここにノーベル賞のメダルを寄贈したのだとか。

コブレの聖母教会

寄贈されたメダルが展示されていました
さらにバスを走らせ、次の宿泊地サンティアゴ・デ・クーバへ到着。夕食は生演奏を聞きながらお楽しみいただきました。

キューバの生演奏を楽しみました